「e-文書法」に適合した電子文書の作成について
これまでは、企業活動において発生する見積書、注文書、契約書などの帳票は、紙文書のまま保存しておく必要がありました。
「e-文書法」[参考]の施行により、これらの紙文書を業務用スキャナ「fiシリーズ」で読み取り、電子化して保存することができるようになり、紙による原本保存が不要になります。
その結果、保存・管理・運用などのコストを大きく低減することができます。
「fiシリーズ」で読み取った電子文書に、「e-文書法」としての効力を持たせるためには、関連府省庁より出される府省令に定められた条件を満たす必要があります。
各府省令の定める読み取り要件を確認し、当社の推奨する読み取りモードの設定と読み取り領域の設定をしていただき運用してください。
※以下に記載する読み取り要件は、2005年5月現在の各府省令およびガイドラインを参照しています。実運用にあたっては、お客様の責任において最新の府省令およびガイドラインをご確認ください。
[下記リンク]
各府省令の定める読み取り要件 |
「e-文書法」推奨機種一覧 |
読取領域の設定
各府省令の定める読み取り要件について
| 要件 | 「fiシリーズ」スキャナの読み取りが適用を受ける府省令またはガイドライン | ||
|---|---|---|---|
| 財務省(国税関係) 総務省令 (地方税関係) |
経済産業省通達 | 厚生労働省通達 | |
| 読み取り要件 | R.G.B:各256階調以上 解像度: 200dpi以上(注1) ・ 画像の欠落無きこと ・ 改ざん痕識別可能なこと |
カラー/グレースケール: 解像度: 150dpi以上(注1) 2値: 解像度: 200dpi以上 |
R.G.B各256階調以上 解像度: 300dpi以上(注1) ・ 改ざん痕識別可能なこと |
| 推奨読み取りモード | ADF表面/裏面/両面 (フラットベッド可) 24bitカラー (γ=1.0、シャドウ=0、ハイライト=255) |
ADF表面/裏面/両面 (フラットベッド可) 24bitカラー/8bitグレースケール/2値 |
ADF表面/裏面/両面 (フラットベッド可) 24bitカラー (γ=1.0、シャドウ=0、ハイライト=255) |
| 画像の完全性 | 原稿の全領域が読み取られていること(注2) | ||
| 圧縮 | JPEG圧縮が使用可能(注3) | ||
| 補足(条件等) |
|
|
|
(注1) 細かな文字が含まれる文章が判読できない場合は、解像度を上げて読み取ってください。
(注2) ADF(自動給紙機構)で読み取る場合、割印などがある原稿の情報をすべて画像データに収めるためには「用紙サイズ」の設定を、読み取るサイズよりもひとまわり大きなサイズで設定し、読み取ることをお勧めします。また、フラットベッドを備えた機種で読み取る場合は、「用紙サイズ」の設定を実際の原稿サイズより大きくして読み取りを行ってください。
(注3) JPEG圧縮機能を使用する場合は「高画質」設定で読み取ることを推奨します。それ以外のモードを使用する場合は、各府省令およびガイドラインに準拠した画像である事を確認したうえで使用してください。
fiシリーズスキャナ、「e-文書法」推奨機種一覧
| 推奨機種名 | 府省令・ガイドライン | ||
|---|---|---|---|
| fiシリーズ | 財務省(国税関係) 総務省令(地方税関係) |
経済産業省通達 | 厚生労働省通達 |
| fi-5900C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-4990C | 対応 |
対応 |
対応 |
| fi-4990 | 未対応 ※モノクロ機の為、未適合 |
対応 |
未対応 ※モノクロ機の為、未適合 |
| fi-4860C2 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-4860C | 対応 |
対応 |
対応 |
| fi-6770A | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6770 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6750S | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5750C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6670A | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6670 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5650C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5530C2 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5530C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-4530C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6240 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6140 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6230 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-6130 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-4340C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5220C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-4220C2 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5120C | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-4120C2 | 対応 | 対応 | 対応 |
| fi-5110C | 対応(注) |
対応(注) |
対応(注) |
| fi-5015C | 対応(注) | 対応(注) | 対応(注) |
| fi-4010CU | 対応(注) | 対応(注) | 対応(注) |
| fi-60F | 対応 | 対応 | 対応 |
(注) 情報が欠落する場合は、読み取り範囲を用紙サイズより大きく設定して読み取ってください。
上記以外の機種の「e-文書法」への対応につきましては、PFU イメージングサポート&サービスまでお問い合わせください。
原稿読み取り時における、読取領域の設定について
- 読み取る原稿の情報をすべて画像データに収めるためには、読み取り領域である「用紙サイズ」の設定を、読み取る原稿よりもひとまわり大きなサイズにして読み取ることをお勧めします。
- 「fiシリーズ」には「自動用紙サイズ検出」「後端検出」という2つの機能をご用意しております。
※機種によっては上記2つの機能を備えております。その場合は「自動用紙サイズ検出」機能を使用してください。
| 機能名 | 対応機種 | 内容 |
|---|---|---|
| 「自動用紙サイズ検出」&「後端検出」機能搭載 | fi-5900C、fi-4990C fi-4860C2、fi-4860C fi-6770A、fi-6770 fi-6750S、fi-5750C fi-6670A、fi-6670 fi-5650C、fi-5530C2 fi-5530C、fi-4530C fi-6240、fi-6140 fi-6230、fi-6130 fi-4340C、fi-5220C fi-4220C2、fi-5120C fi-4120C2 |
左記2つの機能をどちらもご利用いただけますが、「自動用紙サイズ検出」機能をご利用ください。 |
| 「自動用紙サイズ検出」機能のみ | fi-60F | 読み取った原稿のサイズを検出し、同じ長さの画像データを出力します。(原稿のサイズを意識することなく、読み取ることができます) |
| 「後端検出」機能のみ | fi-5110C、fi-5015C fi-4010CU | 読み取った原稿の後端部を検出し、同じ長さの画像データを出力します。(ただし、幅方向はサイズを指定する必要があります) |
参考
「e-文書法」とは、民間事業者などに対してこれまで紙による原本保存が義務付けられていた公的文書や書類について、スキャナなどにより電子化した画像データを保存文書として容認するという法律です。 正式名称は「民間事業者等が行う書面保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」です。 各種文書の電子的保存の実施にあたっては各関連府省庁の定める一定の条件に基づいて紙文書を電子化し、管理する必要があります。
